エヌビディア(NVIDIA)は8月25日、自動運転などに向けに設計された新しいロボティクスコンピュータ「Jetson AGX Thor」開発キットと量産モジュールの一般向け販売を開始したと発表した。
同社のロボティクススタックを利用する開発者は200万人を超えており、アジリティロボティクス、アマゾンロボティクス、ボストンダイナミクス、キャタピラー、フィギュア、ヘキサゴン、メドトロニック、メタなどがJetson Thorの早期採用企業として名を連ねている。
エヌビディアのブラックウェルGPUを搭載したJetson Thorは、前世代のJetson Orinと比較してAI性能が7.5倍、エネルギー効率が3.5倍向上している。これにより、リアルタイム推論が可能となり、高性能な物理AIアプリケーションに不可欠な機能を提供する。