キャデラックの最上位EVセダン『セレスティック』、ZFのスマートシャシーセンサー採用

キャデラック『セレスティック』
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ZFは、キャデラックの最上位EVセダン『セレスティック』に、スマートシャシーセンサーが採用されたと発表した。このセンサーは、サスペンションのボールジョイントに組み込まれ、車両の車高を測定することが可能となる。

ZFによると、スマートシャシーセンサーの量産開始は、新しい電子車両機能における知的で堅牢なセンサーの重要性を示しているという。評価アルゴリズムにより、従来の車高センサーを置き換えるだけでなく、収集データの量と信頼性で大幅に上回る性能を実現する。

スマートシャシーセンサーはZFの自社開発製品で、長年のシャシーとセンサー技術の専門知識を活用している。ボールジョイントでは、走行中にホイールの圧縮と反発運動により、ホイールジョイントに統合されたボールピボットの角度が変化する。ZFはこれらの特定の角度変化を確実に測定可能にする方法を見つけた。

セレスティックでは、ZFのソリューションがサスペンションのボールジョイントに組み込まれた。前輪ウィッシュボーンに2つ、後輪ウィッシュボーンに2つ配置される。この統合により別途取り付けが不要となり、時間と重量を節約できる。


《森脇稔》

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