トヨタ、東京・品川に新本社着工…モビリティカンパニーへの変革拠点が2029年開業へ

トヨタ自動車の「新東京本社」の完成イメージ
  • トヨタ自動車の「新東京本社」の完成イメージ
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  • トヨタ自動車と京浜急行電鉄が共に推進する「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の7起工式

トヨタ自動車は、京浜急行電鉄と共に推進する「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」を5月31日に着工すると発表した。日本屈指の交通拠点である品川駅前に位置する計画建物に、2029年度に「新東京本社」を開業する予定だ。

トヨタは、世界中のすべての人に笑顔や幸せを提供するモビリティカンパニーへのフルモデルチェンジを目指し、「カーボンニュートラル」と「移動価値の拡張」というふたつの大きなテーマに取り組んでいる。新東京本社は、これらの取り組みをリードする重要な拠点のひとつであり、「ヒトが集い、シナジーを生む場」と位置づけ、社内外の多様なパートナーとの協創を加速させていく。

具体的には、ソフトウェアやAIといった知能化などに関わる開発拠点として、モビリティ現物を見て/触りながら開発できる機能や、オープン&フラットなコミュニケーションを可能とするレイアウトにより、エンジニアファーストな環境を整備する。加えて、チャレンジを促進しつつ心身ともに健康に働ける空間づくりに向け、福利厚生面の充実をはかるとともに、植物と共生しながら働けるGenki空間の実装なども検討している。


《森脇稔》

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