東京大学松尾研発のスタートアップのPolaris.AIは、自動車部品メーカーのジヤトコにRAG(Retrieval Augmented Generation:検索拡張生成)技術が導入され、業務の効率化を支援したと発表した。
ジヤトコの制御システム開発部では、開発仕様書や基準書の検索に課題を抱えており、RAG技術の構築に取り組んでいた。外部の専門知識を取り入れるためベンダー選定を行い、生成AI技術に強みを持つPolaris.AIと協業することを決定した。
RAGとは、登録したドキュメントに対して生成AIを活用することで、高精度な情報検索を可能にする技術だ。本プロジェクトでは、利用するフレームワークやツールの見直し、最適なAI技術・アルゴリズムの選定、テスト実施などを行った結果、回答精度を42%から90%へと大幅に向上させることに成功した。