三菱ふそう、小糸製作所のLiDAR技術導入…製造現場の動線最適化へ

イルミエル
  • イルミエル
  • イルミエルが捉えた3D点群データ(右)
  • 製造ラインを上から見た点群データ(上)、データを分類し、マップ上に人の位置・動きを表示(下)

小糸製作所は、三菱ふそうトラック・バスと共同で、LiDAR技術を用いたDX(デジタルトランスフォーメーション)によって製造現場の動線最適化を目指す実証実験を開始した。

近年、製造現場では人手不足やエネルギー・物流コストの高騰などにより、生産性向上や業務効率化が大きな課題となっている。こうした課題に対し、小糸製作所が開発したLiDAR技術を用いた3Dセンシングシステム「イルミエル」が新たなソリューションとして活用される。

イルミエルは赤外線レーザー光により対象物との距離や位置情報を高精度に測定し、取得したデータを点群として処理する。周囲の移動体(人や車両など)を分類・可視化し、その動きを把握することが可能だ。


《森脇稔》

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