マツダの北米部門は、米国道路安全保険協会(IIHS)と消費者団体コンシューマーレポート(CR)が共同で発表した「10代向け推奨車両リスト」に、新車6モデルが選出されたと発表した。
このリストは2020年から両機関が共同で作成しているもので、安全性を最優先しながらも予算に配慮した車両選びを支援することを目的としている。10代ドライバーは経験不足や未熟さから事故リスクが高いとされており、適切な車両選択が特に重要視されている。
推奨リストに選ばれる車両は、ブレーキ性能や緊急時・通常時の操作性においてCRから平均以上のスコア(5段階中3以上)を獲得している。また、操作系統や表示系統の使いやすさでも5段階中2以上のスコアを獲得しており、混乱を招きやすい複雑な設計の車両は除外されている。さらに、全車両が電子安定制御装置(ESC)を標準装備している。
衝突安全性については、推奨される新車は2025年IIHS「トップセーフティピック」または「トップセーフティピック+」賞の受賞車で、より厳しい最新の衝突テストで優れた性能を示している。また、標準装備のヘッドライトが「良好」または「許容可能」の評価を得ており、シートベルトリマインダーも「良好」と評価され、高性能な自動緊急ブレーキシステムを備えている。
2025年モデルの10代向け推奨マツダ車は、小型車カテゴリーが、マツダ『3』(ハッチバックとセダン)、小型SUVカテゴリーが『CX-30』と『CX-50』、中型SUVカテゴリーが『CX-70』と『CX-90』となっている。