JVCケンウッド、高精度3D情報が取得可能な新型カメラ開発…実証実験プログラム開始へ

センサーフュージョンカメラ概念図
  • センサーフュージョンカメラ概念図
  • RGBセンサーとToFセンサーを一つのレンズに統合。異なるセンサー間の測距誤差(視差)を解消し、高精度で安定した測距が可能

JVCケンウッドは、次世代センサーフュージョンカメラの実証実験(PoC)プログラムの提供を開始すると発表した。

このカメラは、RGBセンサーとToFセンサーを一つのレンズに統合することで、対象物の高精度な3D情報の取得と詳細な画像解析を可能にするもの。

独自技術により、単眼カメラでありながら視差補正などの複雑なキャリブレーションが不要となり、リアルタイムでのデータ取得を実現する。これにより、従来のLiDARなどの測距技術と比較して、処理負荷やコストの課題を解決しつつ、高精度な環境認識を可能にした。


《森脇稔》

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