ハーレーダビッドソン ジャパンは4月16日『CVOロードグライドST』などの制動装置について、安全に停止できなくなるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2023年10月4日から2024年3月14日に製造されたCVOロードグライドST、『ロードグライド』、『ストリートグライド』、『CVOロードグライド』、『CVOストリートグライド』の5車種、計29台。
リアブレーキパイプをフレームに固定するクランプにおいて、保持力が不十分なため、クランプからブレーキパイプが外れた場合に、エキゾーストパイプに接近または、接触することがある。そのため、ブレーキ配管内に気泡が発生 し、制動力が弱くなり、そのまま使用を続けると、接触している箇所が摩耗し破損することで、ブレーキフルードが漏れ、安全に停止できなくなるおそれがある。
改善措置として全車両、リアブレーキパイプクランプを対策品に交換する。
不具合、事故ともに発生していない。