韓国のサムスンSDIは3月31日、次世代円筒形電池として知られる直径46mmの「46シリーズ」電池の生産を開始したと発表した。
ベトナム子会社で出荷を開始した4695バッテリーは、直径46mm、高さ95mm。韓国の工場で生産され、ベトナム子会社でモジュールに組み立てられる。初期段階では米国の顧客向けにマイクロモビリティ用途で供給される予定だ。
同社は、独自の製造競争力、技術的優位性、品質管理により、当初の計画より1年以上早く次世代製品の生産を開始できたと強調している。46シリーズ電池は高ニッケルNCA(ニッケル・コバルト・アルミニウム)正極材と独自のSCN(シリコンカーボンナノコンポジット)負極材を採用。最先端の化学技術により、エネルギー密度と寿命を向上させつつ、安全性強化の一環としてバッテリーの膨張を防止している。