BASF、EV向け高性能PPAの新グレード発表…高出力で安定した長期性能を発揮

耐加水分解性、過酷な環境下で使用する部品用の高耐久性PPA
  • 耐加水分解性、過酷な環境下で使用する部品用の高耐久性PPA

ドイツの化学大手BASFは、自動車の電動化に対応した高性能ポリフタルアミド(PPA)の新グレードを発表。Ultramid Advanced T1000シリーズに、優れた耐加水分解性を持つHRグレードと高純度のEQグレードが加わった。

新グレードは、さまざまな冷却媒体が存在する過酷な環境下でも、高出力で安定した長期性能を発揮する。特にEVのインバーターや燃料電池、内燃機関、電動モーターなどに最適とされている。

HRグレードは130度以上の高温下でグリコールや熱媒油、水などと接触しても高い化学的・寸法的安定性を示す。サーモスタットハウジングやオイルインレット/アウトレットなどの冷却システム部品に適している。


《森脇稔》

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