ロータスは、4月9日にイタリアで開幕する「ミラノデザインウィーク2025」において、ロータスの設計哲学「The Lotus Theory」をテーマに展示を行うと発表した。この展示では、ロータスの過去、現在、そして未来を象徴する車両が一堂に会する。
展示の中心となるのは、ロータスの最新電気自動車『エメヤ』だ。このハイパーGTは、0-100km/h加速が2.8秒以下という圧倒的な性能を誇る。また、今年で50周年を迎える伝説的モデル『エスプリ』も展示され、ロータスの歴史と進化を物語る。
ロータスは今回の展示を通じて、「デジタル」「自然」「アナログ」という3つの核心的な設計原則を紹介する。これらの原則は、没入型で直感的な体験、人間中心の感情的なデザイン、そして継続的な性能向上を表現している。

展示会場は3つのエリアに分かれており、ロータスの遺産を深掘りする「Context」、現在と未来の車両に影響を与えるDNA設計哲学を紹介する「Practice」、そして自動車設計を超えたデジタル、自然、アナログの再解釈を行う「Studio」で構成される。
さらに、有名建築家・デザイナーのファビオ・ノヴェンブレ氏とのコラボレーションも実現する。ノヴェンブレ氏は「デザインはレースカーのように、静止するためではなく、興奮を呼び起こし、常に限界を押し広げるためにある」とコメントしている。
ロータスのベン・ペイン副社長(デザイン担当)は、「ミラノデザインウィークは、デザイン、創造性、イノベーションのグローバルな舞台。この機会に、ロータス車を定義する詳細なプロセスを共有する」と述べた。
展示は4月9日から13日まで開催され、一般公開のほか、プレス向けセッションやパネルディスカッションなども予定されている。ロータスは、この展示を通じて自社の革新的なデザインと技術力を世界に向けて発信する。