ルネサス、小型・低消費電力のAIプロセッサ新製品を発表…ドライバー・モニタリングシステムなどに

ルネサス独自のAIアクセラレータ「DRP-AI」を内蔵したマイクロプロセッサ「RZ/Vシリーズ」の新製品、ミッドレンジの「RZ/V2N」
  • ルネサス独自のAIアクセラレータ「DRP-AI」を内蔵したマイクロプロセッサ「RZ/Vシリーズ」の新製品、ミッドレンジの「RZ/V2N」

ルネサス エレクトロニクスは、独自のAIアクセラレータ「DRP-AI」を内蔵したマイクロプロセッサ「RZ/Vシリーズ」の新製品として、ミッドレンジの「RZ/V2N」を発表した。

新製品は、最新のAIアクセラレータ「DRP-AI3」を搭載し、単位電力当たりのAI性能が10 TOPS/Wを誇る。ルネサス独自の枝刈り技術により、最大15 TOPSのAI性能を実現した。LSIのパッケージ面積は15mm角とRZ/V2Hより38%小型化しており、実装に必要な面積を縮小させた。

RZ/V2Nは高いAI性能と低消費電力を両立しており、発熱を抑制できることから冷却ファンを省略できる。これにより、組み込み機器の小型化とシステムコストの削減を実現する。


《森脇稔》

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