ポルシェは、ノーマン・フォスター財団と協力し、「The Art of Dreams」の一環として建築インスタレーションを発表する。このプロジェクトは、2025年5月10日から11月23日まで開催されるヴェネツィア建築ビエンナーレで展示される予定だ。
インスタレーションのタイトルは「Gateway to Venice's Waterways」。持続可能な都市の変革をテーマにしている。
ヴェネツィアはその美しさと豊かな遺産で知られるが、同時に世界中の都市が学ぶべき進歩と革新の象徴でもある。このインスタレーションは、自然と技術にインスパイアされ、夢と現実がどのように融合するかを物理的に表現するものだとし、現代の都市インフラの複雑な要求を持続可能性と調和させるデザインの可能性を示している。

ポルシェのスタイル副社長であるマイケル・マウアー氏は、「デザインと建築は美学と技術、機能性と実現可能性の相互作用を表す」と述べ、ノーマン・フォスター財団との協力が新たな視点を提供すると強調した。また、ノーマン・フォスター氏は、「異なる分野の専門家を結集することが未来のモビリティを形作る鍵である」と述べ、持続可能で効率的な都市の再構築を目指す重要性を強調した。
「The Art of Dreams」は、2021年にパリで初めて開催され、毎回異なるアーティストやコレクティブが参加する。この取り組みは、シンガポールアートウィークやミラノデザインウィークなど、世界的なアートプラットフォームの一部として展開されている。