中国の第一汽車(FAW)の「奔騰(ホントウ)」ブランドは、マイクロEV『小馬』に「DeepSeek AI」を搭載したモデルを発売した。伴侶馬と玲瓏馬と名付けられた2モデルの価格は、それぞれ4.09万元(約85万円)と4.39万元(約91万円)に設定されている。
新型車には10.1インチの大型タッチスクリーンが搭載され、同クラス唯一のストリーミングメディア対応のバックミラーも装備されている。さらに、同クラス初となるDeepSeek AIモデルを採用し、小型車市場におけるAI時代の幕開けを告げている。

安全面では、高強度のケージ構造やIP68等級の防水性能を採用。実用性においては、222kmの航続距離を実現し、同クラス最長を誇る。
これにより奔騰小馬は6モデルのラインナップを揃え、2.49万元(約52万円)から4.39万元の価格帯をカバーすることになった。ユーザーにより幅広い選択肢を提供する狙いがある。
奔騰小馬は「見た目が良い」「走りが良い」「楽しい」「経済的」「安全」という5つの特長を掲げ、中国の小型電気自動車市場で人気を博している。すでに5ヶ月連続で月間販売台数1万台を突破するなど、急速に成長を遂げているという。