住友ゴム工業は、モーターサイクル用ハイグリップラジアルタイヤの新モデル、ダンロップ「SPORTMAX Q5S」を2月に発売する。このタイヤは、サーキットやワインディングでのアグレッシブな走りに対応する「新時代"S級"ハイグリップ」をコンセプトに開発された。
新モデルは、従来品「SPORTMAX α-14」からドライ・ウェットでのグリップ性能とライフ性能を向上させている。軽快なハンドリングはそのままに、乗り心地や接地感も改善。ライダーの走行意欲を掻き立てる性能を実現した。
コンパウンドの改良として、フロントとリアのショルダー部にフルカーボン、リアのセンター部にシリカブレンドのコンパウンドを採用。ドライグリップとロングライフを両立させた。
プロファイルの最適化では、フロントは外径を大きくし、安定したブレーキング性能を実現。リアはIRP(インテュイティブ・レスポンス・プロファイル)により、アグレッシブな走行を可能にした。
構造の改良では、フロントは2CUTベルト構造、リアはJLB構造とモノプライ構造を採用。操縦応答性、トラクション、接地感を向上させた。
パターンデザインを刷新し、SPORTMAX Q5」直系のアグレッシブなパターンを踏襲し、ブレーキング安定性とライフ性能を向上させた。発売サイズはフロント2サイズ、リア7サイズで、価格はオープン価格となっている。
この新タイヤの登場により、サーキット走行やスポーツライディングを楽しむライダーにとって、より高性能な選択肢が増えることになる。