デジタルツインを活用したロボットの自動制御の実証実験が行われ、道路を横断するロボットの自動制御の有効性が、国内で初めて確認された。
鹿島建設、ハイパーデジタルツイン(HDT)、羽田みらい開発、芝浦工業大学の4者は共同で、羽田空港に隣接する大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(HICity)」において実証実験を行い、1月10日に結果の概要を発表した。
実験の背景には、将来的に実現が想定されるスマートシティでは、減少していく労働人口に対処するため、複数台のロボットを警備・運搬・搬送等の業務に活用することが求められていることと、既存の各ロボットに搭載されたカメラやセンサでは、離れた場所や死角から接近する車や人の動きを検知できないという課題がある。