BlackBerry社の事業部門のQNX、ドイツのベクター、オーストリアのTTTech Autoの3社は、「CES 2025」において、車載基盤ソフトウェアプラットフォームの開発・販売に関して複数年にわたるグローバル事業で提携すると発表した。
この取り組みにより、自動車メーカーは煩雑かつ高コストなソフトウェア統合プロセスが不要になり、ブランドロイヤルティ、差異化、価値を創造する消費者向けアプリケーションの開発に専念できるようになる。
現在、自動車メーカーは重大なジレンマに直面している。堅牢な車載ソフトウェアプラットフォームは次世代自動車の実現に不可欠だが、社内での開発・保守作業が高コストである一方、完成後に消費者が直接得られる価値はわずかなものとなっている。さらに、数百社ものソフトウェアプロバイダーが関与することで、複雑化や統合・アップグレードのコスト増大といった問題が生じている。