録画中に一部不具合が発生したため以下の点ご了承ください。
・講演<1><2>共に、途切れる箇所があります
・最後の質問と回答は含まれておりません
<1>AI Defined Vehicleにおける中国等OEMやTier1の開発動向と見通し
アクセンチュア株式会社 インダストリーX本部 シニア・マネジャー 藤本雄一郎 氏
自動車業界においては、2022年頃まではCASE、その後はSoftware-Defined Vehicle(SDV)がトレンドになっている。一方中国では、Internet of Vehicle(IoV)、昨今ではAI Defined Vehicle(以下AIカー)の表現が一般的になっている。SDVとAIカーはどちらもソフトウェア基軸ではあるが、AIカーは「AIを起点にして、各技術開発や車両構想を設計する」プロセスへの変革が求められるのが、大きな違いである。中国等では、セントラルコンピュータ、E2EモデルのADAS/AD、AIエージェント等のコックピット、バッテリー耐久性向上等のBMSなど、どの車載領域でも、まず最新のAIモデルを検証し、その進化機能を基に、ADAS/ADやコックピット等機能の構想設計に入る形になっている。そのため、中国等OEMがTier1に求める能力としても、「最新のAIエンジンや、そのAIに適合させたNPUやSoC半導体を開発できること」が重要視されている。本講演では、これらAIベースの各開発動向や今後の見通し、Tier1に求められる能力などを詳述する。
1.中国等OEMやTier1におけるセントラルコンピュータ化や自動運転、コックピットの開発動向と見通し
2.上記向けのAIや半導体などの開発動向と見通し(最新AIと半導体を基にした車両開発化)
3.AI Defined Vehicle化に合わせた車載Tier1の変革必要性(真のTier0.5への道)
<2>AI Defined Vehicle~エンジニアリングのAI化、車両そのもののAI化~
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 Principal Automotive Solutions Architect 梶本一夫 氏
自動車産業では100年に一度の大変革の時代になったと言われて久しい。最初はCASE(Connected, Autonomous, Shared, Electrified)と言う変革店を代表するキーワードで呼ばれ、その後、SDV (Software Defined Vehicle)と言う、設計・製造・販売・利用と言う自動車のライフサイクル全体をカバーするワークフローやプラットフォーム、手法を指す言葉で変革が語られるようになった。一方、半導体の進化により大規模言語モデルに代表される基盤モデルの学習が実用化を迎え、生成AIとして、従来は人しかできないと思われていた高度な判断や創造性が必要なタスクもAIが担えるようになってきた。自動車産業においても、そのライフサイクルやMaaSなどのサービスにおいて、AIが積極的に利用され始めている。本講演では、SDVの構成を土台に、実用化が始まったAI Defined Vehicleについて、エンジニアリングのAI化、車両そのもののAI化の視点から解説する。
1.ハードウェア仮想化とエンジニアリングプラットフォーム、ライフサイクルマネジメントによるSDV
2.エンジニアリングのAI化の現状と未来
3.車両そのもののAI化、クラウドでの生成AIとの関係性
<3>質疑応答