BMWモトラッドは、ドイツで開催された「第50回ベルリンマラソン」において、電動スクーターBMW『CE 04』とBMW『CE 02』が先導車として活躍した、と発表した。
これらのスクーターは、BMWグループのベルリン工場で製造されており、都市部での運転を楽しむために特別に開発されたものだ。
このマラソンは、伝統的にインラインスケート競技で幕を開ける。今年は、グローサー・シュテルンからエルンスト・ロイター広場、オットー・ズール・アレーを経てシャルロッテンブルク宮殿までのコースが設定され、最終的にはブランデンブルク門を通過するルートが採用された。

今回の大会には、世界161カ国から約8万5000人が参加。これはベルリンマラソンの新記録だった。バート・スウィングス(ベルギー)が1時間00分02秒で優勝し、彼の9回目の勝利となった。女子の部では、ノラリー・ベルバー・フォン(オランダ)が1時間13分53秒で優勝した。
CE 04は、最大出力31kW(42hp)、最高速度120km/h、航続距離およそ130kmを誇り、都市部だけでなく主要道路や高速道路でも迅速な移動が可能。一方、CE 02は、最大出力11kW(15hp)で、16歳以上の若者にも適している。4kW(5hp)のバージョンは、最高速が45km/hに制限されており、15歳から運転できる。
BMWグループのベルリン工場は、1969年からバイクの製造を行っており、現在では2400人以上の従業員が毎日最大900台のバイクとプレミアム電動スクーターを生産している。この工場は、BMWモトラッドの世界的な生産拠点として重要な役割を果たしている。