ザガートは、フランスで開催された「シャンティイ・アーツ&エレガンス・リシャール・ミル2024」に『AGTZツインテール』を出展した。脱着式のボディで長さが変わる様子を実演している。
AGTZツインテールが今回、新たな領域に足を踏み入れた。このスペシャルなGTカーが、「シャンティイ・アーツ&エレガンス・リシャール・ミル2024」において、フランスのオートクチュールブランド、ヴィオネ・パリとのコラボレーションを披露した。
展示では、AGTZツインテールとその着想の元となった『A220』レースカー、そしてヴィオネ・パリによる4着の華麗なドレスが並べられた。ヴィオネは革新的な素材を用いて、テクニカルで自動車的な世界観を表現したドレスを選出。これらのドレスは、AGTZツインテールの変形可能なロングテールとショートテールのボディワークを想起させる、過去、現在、未来のファッション原理を体現しているという。
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1912年にマドレーヌ・ヴィオネによってパリで創業されたヴィオネは、革新的なデザインの代名詞となっている。今回のコラボレーションは、ザガートとの既存の関係を通じて実現した。ヴィオネ・パリ、ザガート、そしてラスクアドラの共通価値観である伝統、高度な職人技、そして先見性を示すものとなっている。
AGTZツインテールの特長は、変形可能なボディワークにある。A220レースカーからインスピレーションを得たこのデザインは、エレガントなロングテールから30cmをカットし、筋肉質なショートテールへと変形する。この大胆なアイデアは、伝説的なアトリエ・ザガートによって21世紀に蘇らされた。
生産はすでに開始されており、19台の限定枠も急速に埋まりつつある。著名なコレクターや自動車界の重鎮たちがすでにリストに名を連ねている。豊富なオプションにより、各オーナーは有名なスーパーカーディストリビューター、ラスクアドラのサポートを受けながら、唯一無二のアート作品をキュレートすることができる。