ステランティスは6月21日、スペイン・マドリードの新しいバッテリー組立工場が本格的に稼働を開始した、と発表した。これにより、シトロエン『C4』と『C4 X』のEVに必要なバッテリーを安定供給することが可能となる。
新しいバッテリー組立工場は、マドリード工場の組立ラインに隣接しており、2000平方mの広さを持つ。年間生産能力は5万基で、17のリチウムイオンモジュールで構成されたバッテリーを製造する。このバッテリーは、54kWhの容量と340kgの重量。組立前には厳格な品質管理が行われ、最適な性能が保証される。
新しい工場は、シトロエンC4およびC4 XのEVの需要増加に対応するために建設された。これらのモデルは、工場の生産量の25%を占め、ピーク時には50%を超えることもある。新工場の稼働により、物流と効率が向上し、電動車の需要変動にも柔軟に対応できるようになる。