BMWモトラッド、2.0リットルのビッグボクサー搭載…『R20コンセプト』発表

BMW R20 コンセプト
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BMWモトラッドは5月24日、イタリアで開幕した「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」において、コンセプトバイクのBMW『R20コンセプト』を発表した。

BMW R20コンセプトは、クラシックなデザインと優れたエンジニアリングを組み合わせ、力強い外観を持つジェントルマンスタイルのバイク。ビッグボクサーエンジンを中心に据え、彫刻のようなタンクとシンプルなリアデザインが特徴だ。

シャシーは再設計され、クロムモリブデン鋼管で作られたブラックのダブルループメインフレームがバックボーンを形成している。リアには17インチのブラックディスクホイールと200/55サイズのタイヤ、フロントには17インチのスポークホイールと120/70サイズのタイヤが装着された。スイングアームはクロムモリブデン鋼、「Paralever」ストラットはアルミ製とした。

サスペンションには、前後に調整可能なオーリンズの「Blackline」コンポーネントが使用されている。基本的なジオメトリは、ステアリングヘッド角度62.5度、ホイールベース1550mm。前後のブレーキにはISR製のラジアルマウントキャリパーが採用され、前部には6ピストン、後部には4ピストンのキャリパーが装備されている。2-in-2エキゾーストシステムも採用した。

ビッグボクサーエンジンは2000ccの排気量で、新しいシリンダーヘッドカバー、ベルトカバー、オイルクーラーが開発された。アルミ製タンクは「ホッター・ザン・ピンク」という1970年代の色で新たにデザインされ、各部品が統一されたカラーで仕上げられている。

《森脇稔》

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