東京メトロ・東陽町~西葛西間運休、南砂町駅ホーム増設 5月11-12日

東西線南砂町駅改良工事の概要
  • 東西線南砂町駅改良工事の概要
  • 主なう回ルート
  • 運休当日の東西線運行計画
  • 南砂町駅(5月10日終電まで)
  • 南砂町駅(5月10日終電まで)
  • 南砂町駅(5月13日始発から)
  • 南砂町駅南砂町駅(5月13日始発から)
  • 線路・ホーム増設工事最終完成までのステップ

東京メトロ(東京地下鉄)では、東西線・南砂町駅(東京都江東区)の線路・ホーム増設へ向けた線路切替工事を実施するため、5月11日(土)~12日(日)の2日間、南砂町前後の東陽町~西葛西間を終日運休する。

工事期間中、東西線は運休区間外でも一部区間で運転本数を減らし、東陽町と中野方面および葛西と西船橋方面で折返し運転を実施する。また西葛西~葛西間は同区間内で折返し運転を行なう。西葛西と浦安以遠西船橋方面を利用する場合、葛西での乗り換えが発生する。

悪天候などの事情により当日工事を実施できない場合は、5月25日(土)~26(日)に延期する。

●う回ルート

当日のう回ルートは、西船橋からJR総武線・京葉線、本八幡から都営新宿線、茅場町から東京メトロ日比谷線などがある。

南砂町利用者向けに東陽町~西葛西間は、バスによる代行輸送を行う。代行バスは約5~10分間隔で運行するが、乗車定員が少ないため、多くの人が利用すると長時間の待ち時間の可能性がある。東京メトロでは、身体の不自由な人や、高齢者、小さな子ども連れが利用できるように、東陽町との間の徒歩移動(10~15分程度)や、通過利用の場合にはう回するよう協力を求めている。

●運休当日の運行計画

中野~東陽町……中野から東陽町方面は2本に1本が茅場町行きとなり、茅場町から東陽町方面行きは大幅に運転本数を減らす。中野から茅場町方面は約5分間隔(ほぼ平常の本数)、茅場町から東陽町行きは約10分間隔。反対方向は東陽町発から中野方面行きが約5分間隔(ほぼ平常の本数)で運行される。JR中央・総武線各駅停車との直通運転は実施する。
東陽町~西葛西……運休
西葛西~葛西……大幅に運転本数を減らす。約15分間隔。
葛西~西船橋……西船橋から葛西方面行きは大幅に運転本数を減らす。葛西発西船橋行きは約7~8分間隔(ほぼ平常の本数)、反対方向の西船橋発葛西行きは約15分間隔。快速は運転しない。東葉高速線との直通運転は中止する。

都心から運休区間へ、西船橋から運休区間へ向かう電車は本数が少ないことに注意。また東西線と他路線の終電には接続しない。タクシーなどによる代行輸送も実施しない。

●駅構内などでの撮影に関して

運行中の列車に向けたフラッシュ撮影や、ホーム柵から身を乗り出しての撮影、立入禁止区域での撮影、脚立などを使用しての撮影、他の旅客を被写体としての撮影などは通常からしないこと。工事当日は、折返し運転の実施など特殊な形態で運行することから、東京メトロでは一部駅のホーム上に立入禁止区域を設けるほか、スムーズな運行と安全のため、状況により撮影を断る場合があるという。また、沿道での撮影も遠慮するよう求めている。なお、西葛西行き列車の行先表示はしないという。

●東西線南砂町駅改良工事の概要

この工事は、東西線の輸送力増強を図るため、南砂町駅の線路とホームを増設するものだ。現状のホーム1面の両側を各方向の線路が挟む1面2線構成から、2面3線構成になる。工事の最終完成後は、工事完成後は、前の列車が停車中でも次の列車がホームに入ることができ、同一方向の列車が交互に発着することで、列車遅延の防止を図る。

線路とホームの増設は工事最終完成までに、合計3回の線路切替工事を予定している。このうち、今回実施する第1回線路切替工事において、中野方面行の線路を南側に切替え、増設したホームの供用を開始する。なお工事完了後は、第2回線路切替工事へ向けた工事のため、現在供用中のホームの一部を使用休止する。


《高木啓》

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