トヨタ自動車のインド部門は、ミニバン『イノーバ・ハイクロス』(Toyota Innova HyCross)が2022年11月の発売から1年3か月で、販売台数が5万台を突破した、と発表した。
『イノーバ』は、トヨタの新興国向けの世界戦略車の「IMV」(イノベーティブインターナショナル・マルチパーパス・ビークル)の中核を担うミニバンとして、2004年に発表された。インドや東南アジア市場などで販売されている。イノーバ・ハイクロスは、その3世代目モデル。インドでは、「ハイクロス」の名前が付されている。
イノーバ・ハイクロスには、「TNGA」プラットフォームに、第5世代のトヨタハイブリッドシステムを搭載する。従来型はラダーフレーム構造だったが、イノーバ・ハイクロスではモノコック構造の「GA-C」プラットフォームを採用した。この新しいプラットフォームにより、2.0リットルのTNGAエンジンや第5世代のトヨタハイブリッドシステムの搭載が可能になったという。