BMW、ドイツ主力工場でEVのみ生産へ 2027年末から

BMWグループのミュンヘン工場と「ヴィジョン・ノイエ・クラッセ」
  • BMWグループのミュンヘン工場と「ヴィジョン・ノイエ・クラッセ」
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BMWグループ(BMW Group)は1月10日、ドイツ・ミュンヘン工場の生産車種を、2027年末からEVのみにすると発表した。BMWグループの世界生産ネットワークの中で、EVだけを生産する最初の拠点になる。

ドイツ・ミュンヘン工場では2026年から、次世代のEVセダン『ノイエ・クラッセ』が生産される。当初、ミュンヘン工場でのノイエ・クラッセの生産は、他の内燃エンジン車と並行して行われる。1年後の2027年末からは、ミュンヘン工場がグローバル生産ネットワークの中で、EVのみを生産する最初の拠点となる。これにより、1952年のBMW 『501』の発売から75年、ミュンヘン工場における内燃エンジンを搭載した自動車の生産は幕を閉じることになる。

ノイエ・クラッセは、ハンガリーのデブレツェンとミュンヘンの両工場で生産が開始された後、中国の瀋陽とメキシコのサン・ルイス・ポトシでも生産される予定だ。


《森脇稔》

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