ホタテの貝殻で大事なところを守る…デリバリーサービス Wolt がヘルメット導入

HOTAMET
  • HOTAMET
  • HOTAMET
  • HOTAMET
  • カラスチック
  • 猿払村内に堆積されているホタテ貝殻 (2022年8月)
  • 猿払村の漁業従事者が使用
  • 猿払村の漁業従事者が使用
  • HOTAMET

甲子化学工業(本社:大阪市)とデリバリーサービスWolt Japanが提携し、ホタテ貝殻からできたヘルメット『HOTAMET(ホタメット)』を、Woltの配達パートナーに向けて、2023年内に札幌・函館・盛岡・仙台で順次導入することを発表した。

HOTAMETは、ホタテ水揚げ量日本一に何度も輝く北海道猿払村の廃棄ホタテ貝殻と、廃棄プラスチックとを組み合わせたエコプラスチック素材「カラスチック」を採用した、環境配慮型のヘルメットだ。導入地域は札幌・函館・盛岡・仙台で、個数は50個。自転車用ヘルメットとしての審査規格承認を経たのち、順次導入を予定している。

HOTAMETは、ホタテ貝殻を素材としただけでなく、自然界の仕組みを技術開発に活かすバイオミミクリーの考えに基づき、ホタテ貝の構造を模倣したリブ構造をデザインに取り入れている。その結果、従来タイプのヘルメットより少ない素材使用量でありながら、耐久性を約30%向上させている。

カラーバリエーションは、CORAL WHITE(白)、SAND CREAM(ベージュ)、DEEP BLACK(黒)、OCEAN BLUE(青)、SUNSET PINK(ピンク)といった、海にまつわる計5つのカラーを展開。自転車によるデリバリーだけでなく、通勤通学、漁労作業、防災、各種作業など、さまざまな用途で使用できる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集