バッテリーパックと冷却システムの軽量化に取り組むカウテックス…人とくるまのテクノロジー展2023

カウテックスのバッテリーパック
  • カウテックスのバッテリーパック
  • 従来型アルミ製の冷却システム
  • 従来のアルミ製冷却システムの部材
  • 従来のアルミ製冷却システムの部材に比べ、同じサイズの冷却システム用フレックスホイルは重さが10分の1以下
  • カウテックスのクーリングソリューション
  • フレックスホイルとフレックスチューブ
  • アンダーボディプロテクション
  • インジェクションバッテリーケース

電動車は重いバッテリーを搭載する必要があり、近年の推計ではICEのモデルに対してBEVは500kgも重くなるケースがある。

こうなると軽量化は喫緊の課題だが、バッテリーケースの軽量化に取り組んでいるのがカウテックスジャパンである。Pentatonicと呼ばれるバッテリーシステムはハイブリッドからBEVに至る電動車両に対応可能なバッテリーケースだ。

軽量化の肝はケースを樹脂で製作すること。現在VWのBEV『ID.3』を用いて実装テストが行われているというが、前述の通りあらゆる電動車両に対応可能だ。同等のアルミ製バッテリーケースと比較して20%軽量化でき、強度も20%向上させることが可能だという。


《中村 孝仁》

中村 孝仁

中村孝仁(なかむらたかひと)|AJAJ会員 1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来45年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

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