ランドローバーは4月26日、SUVのディフェンダー(Land Rover Defender)のロングボディ 130に、冒険仕様の「アウトバウンド」を欧州で設定すると発表した。
◆2列シートの5名乗り仕様で充分な荷物スペース
ランドローバー・ディフェンダー 130 アウトバウンド『ディフェンダー130アウトバウンド』は、2列シートの5名乗り仕様で、より大きな積載スペースを必要とする冒険好きな顧客のために、ディフェンダーファミリーに追加されたモデルだ。「究極のラグジュアリーエクスプローラー」を目標に掲げている。
ディフェンダー130アウトバウンドは、ラグジュアリーな室内空間とオールテレーン性能を併せ持つ。「これまでにない、不可能を可能にするモデル」と自負する。アクティブで冒険的なライフスタイルを実践する顧客が、必要なものをすべて積むことができるという。
ディフェンダー130アウトバウンドは2列目シートの後方に、1329リットルの荷物スペースを備える。後席を折り畳めば、最大で2516リットルに拡大する。2列目シート後方の荷室長は1267mm。ほぼフラットな荷室フロアは、ウェットスーツやキャンプ用品、クライミングの道具などを積載することができる。
◆専用仕上げのエクステリア
ランドローバー・ディフェンダー 130 アウトバウンドエクステリアは、専用デザインとした。バンパーとグリルインサートはシャドーアトラスマット仕上げで、サイドベントはアンスラサイト仕上げとなる。足元には、グロスブラック仕上げの20インチアルミホイールを装着した。シャドーアトラスマット仕上げの22インチアルミホイールも選択できる。
ボディカラーは、フジホワイト、サントリーニブラック、カルパチアングレー、アイガーグレーを設定した。リアシグネチャーパネルとDピラーフィニッシャーは、ボディ同色仕上げになる。耐傷性を持つサテン保護フィルムも用意されている。
インテリアは、ウィンザーレザーとレジストファブリックの2種類を設定する。仕上げはすべてエボニーで、エボニー・モルツィーン・ヘッドライナー、ロバステック・ベニア、ディフェンダーを象徴するクロスカー・ビームには、サテンブラック・パウダーコート・ブラッシュ仕上げが施されている。
耐久性のあるゴム製の荷室フロアマットは、マウンテンバイクやスーツケースなど、かさばるものや重いものを積む時に、バンパーを保護する。また、ラッシングポイントとカーゴネットにより、大小さまざまなアウトドア用品を固定できる。
◆パワートレインはマイルドハイブリッド
ディフェンダーで実績あるインテリジェント四輪駆動システムと「テレインレスポンス」によって、4x4性能を追求した。電子制御エアサスペンションと「アダプティブダイナミクス」が標準装備されている。電子制御エアサスペンションは、最大430mmのアーティキュレーションと最大900mmの渡河性能を可能にした。先進のオフロード走破テクノロジーにより、どんな地形でも安心して進むことができるという。
ディフェンダー130アウトバウンドでは、最大牽引性能を3トンとした。ジェットスキーを積んだトレーラーやキャンピングカーなどを牽引することができる。テールゲート内のスイッチで車体後部を上下させることができるエアサスペンションにより、連結を簡単に行えるようにした。
パワートレインには、ガソリンの「P400」とディーゼルの「D300」を用意した。どちらもマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載している。