復活の インテグラ 新型に「タイプS」、320馬力ターボ搭載…アキュラが米国発表

2.0リットル直4ターボにショートストロークの6速MT

軽量19インチアルミホイールは『NSXタイプS』がモチーフ

サスペンションやブレーキを強化

アキュラ・インテグラ 新型の「タイプS」(中央)
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  • アキュラ・インテグラ 新型の「タイプS」
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ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは4月11日、プレミアム5ドアコンパクト『インテグラ』(Acura Integra)新型の高性能グレード「タイプS」を米国で発表した。

◆2.0リットル直4ターボにショートストロークの6速MT

アキュラ・インテグラ 新型の「タイプS」アキュラ・インテグラ 新型の「タイプS」

新型インテグラのパワートレインには、1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載する。そのスペックは、最大出力200hp/6000rpm、最大トルク26.5kgm/1800~5000rpmだ。トランスミッションはCVTが標準で、一部グレードに6速MTを設定する。

これに対して、高性能グレードのタイプSには、2.0リットル直列4気筒ガソリンVTECターボエンジンを搭載する。最大出力は320hp/6500rpm、最大トルクは42.8kgm/2600~4000rpmを引き出し、トランスミッションにはショートストロークの6速MTを組み合わせた。アキュラによると、最もパワフルで、最もパフォーマンスに優れるインテグラになるという。

フロントグリル、フロントフェンダー、トランクリッドには、タイプSのエンブレムを装着した。3代目インテグラを彷彿とさせる「INTEGRA」のロゴを、フロントとリアにエンボス加工する。ボディカラーは、タイプS専用のタイガーアイパールを含む7色。内装色は、レッド、ブラック、オーキッドの3色を用意している

◆軽量19インチアルミホイールは『NSXタイプS』がモチーフ

アキュラ・インテグラ 新型の「タイプS」アキュラ・インテグラ 新型の「タイプS」

タイプSは、標準のインテグラよりも2.8インチ拡幅したワイドフェンダーに、19インチホイールと265/30R19サイズのタイヤを収めた。軽量の19インチアルミホイールは『NSXタイプS』にインスパイアされた10本スポークのデザイン。タイヤはミシュラン「パイロットスポーツ4S」を組み合わせる。

Aピラーから前方のボディパネルは、タイプS専用だ。アグレッシブなフロントマスクには、大型化されたダイヤモンドペンタゴングリルを採用する。このグリルは、ベント付きアルミ製ボンネットと組み合わされて、空気の流れを170%改善し、冷却性能を引き上げた。拡大されたバンパー開口部から、インタークーラーに空気を多く送り込み、より高いブースト圧を引き出し、エンジン性能を向上させるという。

新設計されたリアには、タイプSとしては初めて、バンパー中央に3本出しのエグゾーストパイプが付く。グロスブラックのディフューザーとトランクスポイラーが、ダウンフォースを高めている。

◆サスペンションやブレーキを強化

フロントサスペンションを再設計し、標準のインテグラよりもトレッドをフロントで3.5インチ、リアで1.9インチ広げた。 また、ステアリング軸のオフセットを0.75インチ少なくすることで、トルクステアを抑えた。フロントのスタビライザーは2mm大径化され、29mmとしている。

専用にチューニングされた「アダプティブ・ダンパー・システム(ADS)」を標準装備した。「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム(IDS)」 によって制御され、コンフォート、スポーツ、スポーツ+の各ドライビングモードによって、減衰特性が切り替わる。特別にチューニングされたADSは、走行条件に合わせて最適化されたダンピング特性により、乗り心地とハンドリングをコントロールする。

ブレーキは、標準のインテグラよりも1.5インチ大径化された13.8インチの大型2ピースフロントローターに、ブレンボ製4ピストンモノブロックアルミ製キャリパーを組み合わせた。リアのローターの直径はプラス0.9インチの12インチ。フロントバンパーのダクトは、空気をフロントローターに送ることで、ブレーキの冷却性能を向上させる、としている。

《森脇稔》

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