ランドローバー『レンジローバー スポーツ』の最強モデルとなる「SVR」新型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
SVRは、ランドローバーの「スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)」によって手がけられるハイパフォーマンスとラグジュアリーを高次元で両立したブランドで、同社の中でも特別な位置に置かれている。

SVRプロトタイプのカモフラージュは厳重だが、外観上の変化は最小限だ。ハニカムメッシュパターンのエアインテークを備えるアグレッシブなフロントバンパー、スプリッターなどが専用装備となる。
足回りでは、大型のフロントディスクを備えた高性能ブレーキシステムに23インチ大型ホイールを装着。リアエンドでは円形のクワッドエキゾーストパイプシステムがインストールされているほか、新設計されたLEDテールライトもはじめて露出している。
キャビン内は撮影されていないが、13.7インチのデジタルインストルメントクラスターと、13.1インチのPivi Proインフォテインメントシステムを搭載、そのほかカーボンファイバートリム、アロイペダル、SVRバッジなどでスポーティーに仕上げられる。

レンジローバー スポーツが採用する「MLA-Flex」プラットフォームは、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、さらにはピュアEVにも対応するが、SVRではBMW『X5M』から譲り受けるBMW製の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンの搭載が濃厚となっている。そのスペックは最高出力617ps、最大トルク750Nmを発揮すると予想される。
レンジローバー スポーツSVR新型のワールドプレミアは、2023年後半になるだろう。