2月の国内新車販売、日産 ノート が奮闘[新聞ウォッチ]

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日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2月の国内新車販売台数によると、ホンダの軽自動車『N-BOX』が前年同月比1.6%減と、前年実績を下回ったものの、1万9652台となり、6か月連続の首位。

きょうの毎日と日経が「ホンダN-BOX 6か月連続首位」とのタイトルで取り上げているが「広い車内空間や安全機能の高さに対する人気が続きトップを維持した」とみられる。

2位はトヨタ自動車の『ヤリス』で51.3%増の1万5760台、3位はトヨタの『カローラ』で16.6%増の1万4738台。4位はダイハツ工業の軽自動車『タント』で42.6%増。また、約7年ぶりに全面改良し、昨年8月に新型車を発売したトヨタの『シエンタ』は約3.3倍の大幅な伸びとなって5位に入った。

さらに、6位には日産自動車のe-POWER搭載の小型車『ノート』で9.4%増の1万709台、7位はダイハツの軽自動車『ムーヴ』で91.7%増の1万41台、8位はスズキの軽自動車『スペーシア』で40.6%増の9790台、9位には日産の軽自動車『ルークス』で37.3%増の9140台と続いて、10位はトヨタの小型車『ルーミー』で前年実績に比べると77%減と大幅に落ち込んだものの8645台で、ぎりぎりベスト10内をキープした。

このほか、ベスト10圏外を見ると、11位から15位までは『ヴォクシー』(8523台)、『ノア』(8518台)、『アクア』(8191台)、『ハリアー』(7843台)、そして『プリウス』(7681台)とすべてトヨタ車。その結果、ベスト15位内には、完全子会社のダイハツの2車種を含めると、トヨタ関連が11車種。しかも登録車に絞り込むと日産のノートが総合6位で孤軍奮闘した以外はトヨタ車が占めていた。ホンダは軽のN-NBXが根強く首位をキープしてはいるものの、かつてはベスト10の常連だった小型車の『フィット』や『フリード』などの失速が痛手となっている。

2023年3月7日付

●スポーツ世論調査、プロ野球3年連続1位、駅伝2位に上昇、サッカーW杯熱狂(読売・22面)

●燃料電池システム、ホンダが外販へ、20年代半ばから(朝日・7面)

●自動車総連傘下、99%がベア要求(毎日・7面)

●ホンダN-BOX 6か月連続首位、2月国内新車販売(毎日・7面)

●トヨタ、中国新車0.9%増、2月販売、ホンダ・日産は減(産経・11面)

●都、EV充電器6万基に、30年、マンションで、中古向け補助増、新築は設置義務(日経・1面)

●円安、増益効果3兆円、23年3月期主力企業、営業利益の4割(日経・17面)

《福田俊之》

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