プロ野球チーム北海道日本ハムファイターズが本拠地にする、新球場エスコンフィールドHOKKAIDO(北海道北広島市)において、農機・産業機械メーカー、クボタのユーティリティビークル『RTV-X900』が利用される。
クボタは3月2日、ファイターズスポーツ&エンターテイメントに多目的四輪車(ユーティリティビークル)2台を贈呈した、と発表した。クボタは野球場というエンターテイメント空間を通じて農業の魅力を発信したいという。
クボタのユーティリティビークルは、農業・牧畜・園芸といった自然を相手にしたフィールドで、移動や物資運搬などに利用される多目的四輪車だ。贈呈された2台は新球場において、試合途中で投手が登場する際に、投球練習場からマウンド近くまで乗車するリリーフカーとして利用される。RTV-X900は主に北米、欧州、大洋州市場で販売されており、日本で目にする機会はまれだ。
提供されるRTV-X900は、北米ではメーカー希望小売価格1万6499ドルから販売中。搭載の3気筒ディーゼルエンジンの最高出力は21.9PS、最高速度40km/h、2人乗りで最大積載量は500kgと、リリーフカーとして不自由ないスペックが備わっている。
またクボタは、ファイターズスポーツ&エンターテイメントおよび北海道大学との間で3者連携協定を締結し、新球場のある北海道ボールパークFビレッジ内に農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT」の建設を進めている。