スバル『クロストレック』新型、今春米国発売へ…「e-BOXER」はなし

2.5リットルと2.0リットルの2種類の「ボクサー」エンジン

スバル独自のドライブアシストシステム「SI-DRIVE」

新世代アイサイトを標準装備

11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ

スバル・クロストレック 新型(米国仕様)
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SUBARU(スバル)の米国部門のスバルオブアメリカは2月9日、小型SUV『クロストレック』の新型を今春、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、2万4995ドル(約335万円)と、従来型と同価格に据え置いている。

◆2.5リットルと2.0リットルの2種類の「ボクサー」エンジン

米国向けのクロストレックでは、「スポーツ」と「リミテッド」グレードに、日本仕様の新型クロストレックにはない2.5リットル水平対向4気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。最大出力は182hp 、最大トルクは24.6kgmを引き出す。

ベースグレードと「プレミアム」も、日本仕様の「e-BOXER」とは異なり、ハイブリッドのない2.0リットル水平対向4気筒ガソリン自然吸気エンジンを積む。最大出力は152hp 、最大トルクは20kgmを発生する。

両エンジンともに、トランスミッションは、リニアトロニックCVTだ。ベースグレードを除いて、CVTにはパドルシフトで操作可能な8段階のマニュアルモードが付く。なお、2.5リットル車はクロストレックとして初めて、米国工場で現地生産される。2.0リットル車は従来通り、日本から輸入される。

◆スバル独自のドライブアシストシステム「SI-DRIVE」

滑りやすい路面や急な坂道でのホイールコントロールを支援する「X-MODE」には、スポーツとリミテッドの両グレードの場合、デュアル機能が付く。X-MODEのシステムでは、「SNOW/DIRT」、「DEEP SNOW/MUD」を切り替えることができる。悪天候や道路状況において、AWDのパフォーマンスを最適化するという。

スバル独自のドライブアシストシステム「SI-DRIVE」を搭載する。燃費や環境に配慮した「インテリジェントモード」や気持ちのいい加速を重視した「スポーツモード」が切り替えられる。アクティブ・トルク・ベクタリングも採用している。

すべてのモデルに、「インクライン・スタート・アシスト」が装備された。これは、車両が坂道で停止した場合、車両が動かないように保つ機能だ。

◆新世代アイサイトを標準装備

新世代アイサイトを標準装備した。視野角を従来モデルの約2倍に拡大する。画像認識ソフトや制御ソフトを改良し、より広く遠い範囲まで認識できるようにしている。

新型では、電動ブレーキブースターを採用した。これにより、自転車の急な飛び出しなどへのプリクラッシュブレーキの応答性が向上した、と自負する。

後席シートベルトリマインダーを全車に標準装備した。車両を降車する前に、後席を確認するように案内することによって、後席の子どもやペットの置き去りを防止するシステムも搭載している。

◆11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ

スバル・クロストレック 新型(米国仕様)スバル・クロストレック 新型(米国仕様)

さまざまな機能を集約した大型のセンターインフォメーションディスプレイを、ダッシュボードの中央にレイアウトした。この最新のスバル共通のインターフェイスを採用して、実用性と利便性を追求している。

「STARLINK」対応の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイを装備した。Apple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」のワイヤレス接続に対応する。

また、STARLINKの追加サービスとして、スマートフォンアプリでのリモートロックとアンロック機能、リモートクラクションやライト機能、リモート車両位置確認機能が利用できる。

《森脇稔》

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