インドのタタ系企業が挑む、日本の自動運転市場の勝算…オートモーティブワールド2023

自動運転システム評価用のドライブシミュレーター。自動運転システムもタタ社製のもの
  • 自動運転システム評価用のドライブシミュレーター。自動運転システムもタタ社製のもの
  • ステアリングの前、液晶メーターの上にある突起内に運転者の挙動を監視するカメラが内蔵されている
  • 運転者が横を向くとよそ見を感知し、口を大きく開けるとアクビ=眠気として感知する
  • 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズのブース(オートモーティブワールド2023)

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズは、インドのタタ・コンサルタンシー・サービシズ(66%)と三菱商事(34%)が出資するタタグループ系のシステム開発会社だ。

自動車分野では、自動運転シミュレーターや、自動運転システムなどを日本市場で提供している。オートモーティブ ワールド2023においても、3Dグラフィクスによる自動運転シミュレーターなどを展示していた。

◆自動運転にはより広い市場がある

この自動運転シミュレーターは、3Dの仮想空間内をクライアントメーカーの自動運転システムを使って仮想的に走らせるものだ。

日本国内では、Unreal EngineやUnityといったゲームエンジンを使った自動運転シミュレーターが出てきているが、タタの場合は別の3D CGシステムを使っているとのこと。このシステムは日本のOEMメーカーによる採用例があるとのことだった。


《根岸智幸》

メディアビジネスコンサルタント、ソフトウェアエンジニア、編集者、ライター 根岸智幸

メインフレームのOSエンジニアを皮切りに、アスキーで月刊アスキーなど15誌でリブート、リニューアル、創刊を手がける。クチコミグルメサイトの皮切りとなった「東京グルメ」を開発し、ライブドアに営業譲渡し社員に。独立後、献本付き書評コミュニティ「本が好き!」の企画開発、KADOKAWA/ブックウォーカーで同人誌の電子書籍化プロジェクトなど。マガジンハウス/ananWebなどWebメディアを多数手がけ、現在は自動車とゲーム、XRとメディアビジネスそのものが主領域。 ・インターネットアスキー編集長(1997-1999) ・アスキーPC Explorer編集長(2002-2004) ・東京グルメ/ライブドアグルメ企画開発運営(2000-2008) ・本が好き!企画開発運営(2008-2013) ・BWインディーズ企画運営(2015-2017) ・Webメディア運営&グロース(2017-) 【著書】 ・Twitter使いこなし術(2010) ・facebook使いこなし術(2011) ・ほんの1秒もムダなく片づく情報整理術の教科書(2015) など

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