豊田合成は、動物性の本革などを使用しない「レザーフリー」を嗜好するユーザー向けに高触感の合成皮革ハンドルを開発、レクサス『RX』新型のレザーフリーパッケージに採用されたと発表した。
豊田合成は多様な市場ニーズに対応するため、自動車向けに様々な材料や加飾技術の開発に取り組んでいる。ハンドルにも、一般的なウレタン仕様に加え、本革や本杢などを用いた高級仕様のラインアップを揃えている。
今回RX新型に採用されたハンドルは、繊維メーカーのセーレンと協力し、合成皮革を用いつつプレミアムカーにも相応しい肌触りを実現。表面に特殊な塗膜を施すことで、滑らかでしっとりとした触感を与えたほか、汗や化粧品などの成分から表面の劣化を防ぐ。