西鉄がバリアフリー運賃転嫁…普通運賃は10円加算 実施予定は2023年3月27日

2025年度末までに西鉄福岡(天神)駅に導入されるホームドアは、ドア数や編成両数の違いなどに対応できる支柱伸縮型の昇降ロープ式が採用され、2019年2月から2番線の乗車・降車ホーム各1両分で実証実験が行なわれている。
  • 2025年度末までに西鉄福岡(天神)駅に導入されるホームドアは、ドア数や編成両数の違いなどに対応できる支柱伸縮型の昇降ロープ式が採用され、2019年2月から2番線の乗車・降車ホーム各1両分で実証実験が行なわれている。
  • 西鉄の2025年度末までのバリアフリー整備内容。2026年度以降の継続も検討されている。

西日本鉄道(西鉄)は9月21日、「鉄道駅バリアフリー料金制度」による運賃転嫁を国土交通省九州運輸局に申請したと発表した。2023年3月27日の実施を予定している。

西鉄では、2025年度末までにホームドアを西鉄福岡(天神)駅(福岡市中央区)に導入するほか、1駅でエレベーターなどの段差解消、16駅で案内設備の設置、3駅で内方線付点状ブロックの設置、9駅でバリアフリートイレの設置を行なうとしており、そのための費用として42億6100万円を計上している。

このため転嫁額は、全線を対象に普通運賃が10円、通勤定期運賃が1か月用370円・3か月用1050円または1060円・6か月用1990円または2000円となる。通学定期運賃には加算されない。

西鉄の2025年度末までのバリアフリー整備内容。2026年度以降の継続も検討されている。西鉄の2025年度末までのバリアフリー整備内容。2026年度以降の継続も検討されている。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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