日野、国交省の聴聞に「意見はない」と陳謝---大型トラックの型式指定取消し

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国土交通省は、日野自動車に対するエンジン認証に関する追加で発覚した不正行為に関する聴聞を実施し、日野は意見がないと回答、型式指定を取り消す処分を受け入れる方針を示した。日野が9月16日に発表した。

今回の聴聞は、日野が国土交通省に対して報告した8月2日の不正に関する調査結果と再発防止策、その後の国土交通省の立ち入り検査で発覚した不正に関して、追加で型式指定を取り消す手続きの一環で実施した。

聴聞には日野の小木曽聡社長が出席して陳謝した。

型式指定が取り消されるのは大型トラック用エンジン1機種と建設機械用エンジン3機種。型式指定を取得するための排出ガス性能長距離耐久試験で、特別な制御プログラムを使用して排出ガス性能が基準を満たしているという技術的根拠がないにも関わらず、満たしていると評価、不正に型式指定を取得していた。

日野では「人流や物流という社会インフラに関わる立場でありながら、長きにわたる不正行為により関連法令に違反し、お客様をはじめとするすべてのステークホルダーの信頼を裏切り、多大なご迷惑をおかけしておりますことを改めて深くお詫びします」とコメントしている。


《レスポンス編集部》

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