ホンダアクセスは「家族での長距離ドライブに関する調査2022」を実施。クーラントやエアコンの点検など、長距離ドライブ前のメンテナンスが不十分であることが明らかになった。
調査は6月21日から22日の2日間、自家用車を運転することがある20歳~59歳の男女で、家族で長距離ドライブ(片道100km以上)をしたことがあるドライバー1000人を対象にインターネットリサーチで実施した。
今年の夏は長距離ドライブに行く計画を立てている家族も多いようだ。旅先でクルマのトラブルが発生してしまったら、せっかくの長距離ドライブも台無し。長距離ドライブに出かける前には愛車をしっかりメンテナンスし、万全の状態にしておきたいところだ。そこで、長距離ドライブの前に行っている点検・メンテナンスを尋ねてみた。
その結果、最も多かった回答が「タイヤの空気圧の点検」(51.3%)。タイヤの空気圧不足によるバーストなどを防ぐために、しっかりと空気圧の点検を行っている人が多いようだ。その一方、「冷却水・クーラントの点検」(9.1%)、「エアコンの点検」(8.7%)、「ブレーキオイルの点検」(8.1%)、「ワイパーの点検」(8.1%)、「ヘッドライト・バックランプ・ウインカーの点検」(8.0%)などは1割に満たない結果となった。
夏場にはエンジンのオーバーヒートが起こりやすい。猛暑が続く今年の夏は、冷却水不足によるオーバーヒートには特に気をつけたい。また、ブレーキオイル劣化によるブレーキ機能の低下、ワイパー摩耗による雨天時の視界不良、ランプ切れによる周囲のクルマからの視認不良など、点検不足は大きな事故につながる恐れがある。このほか、エアコンが故障すると、夏季にはドライバーや同乗者が熱中症になりかねない。
今回の調査では、長距離ドライブを安全に楽しむために欠かせない点検が、十分に行われていない実状が明らかになった。今年の夏、家族で長距離ドライブを計画しているならば、まずは愛車をしっかりとメンテナンスしたい。