出光興産は5月12日、KCJグループPが企画・運営する子どもの職業・社会体験施設「キッザニア」の国内3拠点目となる「キッザニア福岡」に、「有機EL研究開発センター」パビリオンを出展すると発表した。
「キッザニア福岡」は福岡県福岡市博多区の三井ショッピングパークららぽーと福岡内に7月31日開業する予定。
今回出展するパビリオンでは、子どもが「有機EL研究員」として鮮やかな有機ELディスプレイの要である発光材料について学ぶ、複雑な分子構造模型を組み立てるとなどを体験できる。これによって自分たちの未来の生活を変える可能性につながる研究開発・技術開発の楽しさを体感してもらう。
出光興産は電子材料事業で、有機EL材料・酸化物半導体といったディスプレイの発展に寄与する電子材料の開発を推進している。「キッザニア福岡」では有機ELについての学びの場を提供することで、子どもの未来に向けたサイエンス教育に貢献する。
同社は「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」にSS(サービスステーション)のパビリオンを出展している。脱炭素化社会に向けた機運が高まる中、福岡には市場が縮小しているSSではなく、有機ELのパビリオンにしたと見られる。