山形新幹線に新型車、中央快速線のグリーン車は2024年度末頃に導入…JR東日本計画

E8系の外観イメージ。「山形新幹線の地域に根差したイメージを継承・維持してブランドへと醸成」「山形の風土と、離れた土地にいる人の心の結びつきを感じさせるデザイン」をコンセプトに、塗色は「蔵王ビアンコ」と呼ばれるアイボリーをベースに、上部を「おしどりパープル」と呼ばれる紫色とし、「紅花イエロー」と呼ばれるラインが施される。
  • E8系の外観イメージ。「山形新幹線の地域に根差したイメージを継承・維持してブランドへと醸成」「山形の風土と、離れた土地にいる人の心の結びつきを感じさせるデザイン」をコンセプトに、塗色は「蔵王ビアンコ」と呼ばれるアイボリーをベースに、上部を「おしどりパープル」と呼ばれる紫色とし、「紅花イエロー」と呼ばれるラインが施される。
  • E8系の側面イメージ。現行のE3系と同じ7両編成となるが、先頭車の先頭長はE3系より3m長い、E5系並の9mに。全車両が秋田新幹線用E6系と同じくフルアクティブサスペンションを装備し、乗り心地が向上する。
  • 「最上川と月山」をテーマにしたグリーン車の車内イメージ。通路部は「最上川の流れ」をモチーフに。座席は「豊かな針葉樹林の広がる月山の緑色と最上川の水面の印象を組み合わせた」としている。座席配置は2+2で、定員は現行のE3系より3人多い26人に。全席にコンセントが付く。
  • 「最上川と紅花」をテーマにした普通車の車内イメージ。通路部は「最上川の流れ」をモチーフとした柄に。座席は「陽に照らされる紅花色」とし、グラデーションで「紅花が抽出されるプロセス」を表現するという。全席にコンセントが付く。普通車の総定員はE3系より42人少ない329人。
  • グリーン車の導入が遅れる見込みとなった中央快速線。

JR東日本は4月27日、2022年度の設備投資計画を発表した。

連結で6340億円、単体で5000億円規模となる今回の計画では、2024年春の導入へ向けて山形新幹線用の新型車両E8系を製造。中央快速線用グリーン車の新造も進めるとしている。

ただし、中央快速線用グリーン車は世界的な半導体不足の影響を受け、2023年度末の導入予定が少なくとも1年程度は先送りされる見込みだという。

グリーン車の導入が遅れる見込みとなった中央快速線。グリーン車の導入が遅れる見込みとなった中央快速線。

またSuicaの拡充へ向けて、地域連携ICカードの利用を5月には山形・庄内エリア、2023年春には宇都宮ライトレールで開始する予定としている。

このほか、首都圏複数駅の改札窓口で人口知能(AI)による案内システムの試験導入や非対面によるICカードの遠隔精算の実用化へ向けた検証を行なうとしている。


《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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