【F1 エミリア・ロマーニャGP】フェルスタッペンがポールトゥウィン…角田裕毅が7位入賞

F1エミリア・ロマーニャGP
  • F1エミリア・ロマーニャGP
  • F1エミリア・ロマーニャGP
  • F1エミリア・ロマーニャGP
  • F1エミリア・ロマーニャGP
  • F1エミリア・ロマーニャGP
  • F1エミリア・ロマーニャGP
  • F1エミリア・ロマーニャGP
  • F1エミリア・ロマーニャGP

イタリア・イモラサーキットで24日、F1第4戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が一度も順位を落とすことなく、ポールトゥウィンを飾った。

今大会は金曜日に公式予選を行い、土曜日に公式予選順のグリッドでスプリントレースを開催。日曜日にスプリントレースの結果順のグリッドで決勝レースが行われるフォーマットになっている。

公式予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。スプリントレースでは2番グリッドのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がスタートでトップに立ったが、残り2周でフェルスタッペンがトップを奪還し、決勝レースもポールポジションからスタートすることになった。

63周の決勝レースは、スタート前に降った雨によりウエットコンディションでスタートした。タイヤは全車浅溝のインターミディエットタイヤを装着。スタートではホイルスピンするマシンもあり、大きな順位変動があった。

ポールポジションのフェルスタッペンはトップをキープ。ルクレールはスプリントレースとは裏腹に、2番グリッドから4位まで転落し、3番グリッドのペレスが2位に浮上した。5番グリッドのランド・ノリス(マクラーレン)が3位に浮上。4番グリッドからスタートしたカルロス・サインツ(フェラーリ)はスタート直後に順位を落とし、さらには他車と接触してコースアウト。1周目でレースを終えた。

このアクシデントでセフティーカーが導入され、レースは5周目にリスタート。その後、トップのフェルスタッペンは後続との差を広げ独走体制を築き、ペレスとルクレールが2位争いを行う展開となった。

徐々に乾いていく路面に対し、先陣を切ってドライタイヤに交換したのはダニエル・リカルド(マクラーレン)で、16周目にピットインを行い、インターミディエットタイヤからミディアムタイヤに交換した。その後の3周で全車ミディアムタイヤへの交換が完了。改めてドライ用タイヤでの戦いが始まった。

ドライタイヤに交換後もフェルスタッペンは快調に飛ばし、後続との差を広げながらトップを独走。2位争いはペレスのペースが速く、徐々にルクレールを引き離し始めた。49周目、2位浮上を諦めたルクレールは後続との差が大きいこともあり、ピットインしてソフトタイヤに交換。ファステストラップの1ポイントを狙いに来た。これで後ろが空いたペレスは翌周にソフトタイヤに交換。そしてフェルスタッペンもそれに続いた。フェルスタッペン、ペレス、ルクレールによるファステストラップ合戦はフェルスタッペンの勝利。そしてルクレールは差が縮まったペレスに戦いを挑み2位を奪おうとしたがスピンを喫し壁にヒット。勝負権を失ってしまった。

最終的にフェルスタッペンは堂々の走りで今季2勝目を記録。ペレスが2位に入り、レッドブルのワンツーフィニッシュでエミリア・ロマーニャGPは幕を閉じた。

3位は堅実な走りをみせたノリス。終盤、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)による激しいバトルの結果、順位を守りきったラッセルが4位、ボッタスが5位となった。

12番グリッドからスタートで10位まで順位を上げ、終盤ケビン・マグヌッセン(ハース)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)を抜き去り、ルクレールの脱落で6位まで順位を上げた角田裕毅(アルファタウリ)は、ルクレールに残り2周で追いつかれバトルとなったが惜しくも抜かれて7位フィニッシュ。ルクレールは一時9位まで転落しながらも6位でフィニッシュした。

次戦、F1第5戦は初開催となるマイアミGP。フロリダ州マイアミ郊外に新設されたマイアミ・インターナショナル・オートドロームを舞台に5月6日~8日(現地時間)の日程で開催される。

■エミリア・ロマーニャGP 決勝レース結果

1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2. セルジオ・ペレス(レッドブル)
3. ランド・ノリス(マクラーレン)
4. ジョージ・ラッセル(メルセデス)
5. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
6. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
7. 角田裕毅(アルファタウリ)
8. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
9. ケビン・マグヌッセン(ハース)
10. ランス・ストロール(アストンマーチン)
11. アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
12. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
13. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
14. エステバン・オコン(アルピーヌ)
15. 周冠宇(アルファロメオ)
16. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
17. ミック・シューマッハ(ハース)
18. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
以上完走

--. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
--. カルロス・サインツ(フェラーリ)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集