JR西日本は4月15日、多機能鉄道重機を開発していることを明らかにした。
これは、人型の重機ロボットと鉄道工事用車両を融合させたもので、従来、人の手により行なわれていた架線などでの高所作業を機械に置き換えるために開発された。
導入されると作業員を3割程度削減でき、かつ地上にいながら作業するため、感電や墜落といった労働災害を失くすことができるという。4月から試作機によるテストが開始される予定で、2024年春には実用化し、営業線での導入を目指す。
JR西日本ではこの開発を通して「鉄道に限らず社会課題となっているインフラメンテナンスの労働力不足に対応する機械化にも貢献します」としている。