米SNS大手「ツイッター」のフォロワー数が約8000万人に上るという米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、そのツイッター社の株式を9.2%取得したという。
米証券取引委員会(SEC)の資料で判明したもので、きょうの各紙も「テスラのマスク氏、ツイッター株9.2%取得、筆頭株主の可能性」(日経)などと大きく報じている。
それによると、マスク氏はツイッター株を7300万株以上取得したとみられており、4月1日の終値で換算すると、取得額は約29億ドル(約3500億円)になり、筆頭株主になったもよう。一部のメディアによると、「市場では最終的に買収につながる可能性があるとの見方も出ている」とも伝えている。
マスク氏はツイッターでの投稿に熱心なことでも知られているが、最近はツイッター社の情報発信について疑問を投げかけており、3月下旬には「ツイッターが言論の自由の原則を守らないことは、民主主義を根本的に損なうことになる」と投稿していた。
それにしても、自前の社内報などで地道に思いを発信し続ける経営トップもいれば、大富豪のマスク氏のように桁外れのポケットマネーを投じてSNSを手に入れて自由に表現するという大胆なやり方もあり、経営方針やポリシーなどを広く伝達する方法にはいろいろあるものだ。
2022年4月5日付
●東証新区分スタート「プライム」銘柄67%上げ(読売・1面)
●マスク氏、ツイッター株取得、9.2%筆頭株主の可能性(読売・9面)
●日産ロシア工場停止期間を延長、期限は設けず(朝日・9面)
●ぶら下がらない新モノレールへ、上野動物園「跨座型」を想定(朝日・19面)
●国内旅行需要が急回復、連休の臨時便、全日空、8倍超(産経・11面)
●温室ガス排出量2025年以前にピークを「気温上昇1.5度以内」へ新提言、IPCC報告、8年ぶり更新(東京・3面)
●輸入車の値上げ相次ぐ、材料や輸送費上昇で、ベンツは最大65万円(日経・13面)
●日産EV「アリア」発売5月に延期値半導体不足などで(日経・13面)