小田急電鉄(小田急)は3月29日、踏切にネーミングライツを施す実証実験を3月30日から開始すると発表した。
ネーミングライツといえば、これまで駅名に対するものが一般的だったが、この実証実験では、踏切が電車の通過を待つ場所であるという特質を活かして、そのイメージアップへの利用や広告媒体としての活用の可能性を探る検証を行なう。
9月30日まで実施され、期間中は神奈川県秦野(はだの)市内にある東海大学前1号踏切の愛称名を「はだのモーピク踏切」とする。
東海大学前1号踏切に掲出されるネーミングライツの愛称板。小田急ではこの取組みを通して「踏切自体のイメージアップにより、お待ちいただく時間の心のゆとりや周囲への見守りなど、踏切の安全性向上にも期待しています」としており、踏切を地域に広くPRする場として利用してもらう制度設計を目指すという。
東海大学前1号踏切には神奈川県秦野市の公式動画チャンネル「はだのモーピク」へリンクする二次元コード付きの広告も掲出される。