洗車後に水滴を拭き上げるだけで撥水コーティングが完了するソフト99の「拭くだけレインドロップ」。洗車後の拭き取り処理だけでボディもガラスも撥水仕上げとなる便利アイテムだ。その使い方と効果をチェックした。

洗車アイテムは用途やユーザーの求めるレベルに合わせて多種多様なアイテムが用意されている。“お手軽だけどしっかり効果がある”、そんな贅沢なニーズに応えて登場したのがソフト99の「拭くだけレインドロップ」。このアイテムは撥水仕上げが可能なドライシートタイプで、洗車後の水滴の拭き上げだけでガラス&ボディの撥水処理が完結するというコーティング剤だ。
今回は注目の「拭くだけレインドロップ」がどこまで使い勝手が良いのか、さらにはしっかりと撥水効果が発揮されるのかを試してみるため、実際にクルマを使って作業を実践してみた。

クルマを大切にしているユーザーは定期的に洗車をしているだろう。しかしユーザーによって洗車やクルマ磨きの考え方&掛ける時間が少しずつ違っているのは事実だ。例えばシャンプー洗車して拭き上げ、その上でコーティング剤を使って処理、きれいに磨き上げるという工程を経る“しっかり処理派”のユーザーがいる一方で、ウェットシートタイプの「フクピカ」などを使って水なしでボディケアをする“超お手軽派”のユーザーもいるだろう。

今回使ってみた「拭くだけレインドロップ」はお手軽派のカテゴリーに属している。しかし水洗い洗車をしたあとの簡単処理で確かな効果を発揮できる商品となっているのが特徴だ。つまり洗車~拭き上げの2つの工程でボディ&ガラスの撥水処理を施せるのがポイントなのだ。

「拭くだけレインドロップ」は、液剤を含ませたパルプに対して表と裏から合成繊維を圧着した3層構造のシートになっている。ボディに触れる部分は滑りを良くしているのでキズ付きにくい設計になっているのも特徴。
実際に「拭くだけレインドロップ」を使ってみた。まず特徴的なのはドライシートがロールタイプで使う分だけ引き出してカットして使用するスタイルを取っている点だ。中型車であれば2シートを目安に1台を拭き上げられるので合計10回分使える計算だ。必要な分だけ利用する、まさにムダがないスタイルであり、使い終われば捨てるだけという、面倒な後片付けが必要ないことも効率的だ。

クルマはあらかじめ洗車しておき、水滴が付いたままの状態から「拭くだけレインドロップ」の作業がスタートする。洗車後は通常ならセーム革やマイクロファイバーなどを使ってボディを拭き上げるのだが、「拭くだけレインドロップ」は水滴の拭き取り&撥水を同時にこなしてくれるので濡れたボディをそのまま拭き上げれば良いのだ。

シートを2枚重ねで使用することで、吸水性や作業性が上がり、1番効果的ということらしい。ロールからカットした「拭くだけレインドロップ」のシートを2枚重ね合わせ、一旦水で濡らした上でしっかり絞り、ボディ全体を拭き上げていく。ガラス面からはじめてボディ、さらにはヘッドライトなどの樹脂パーツまでを上から下方向へと順に拭き上げていく、最後はホイールまで拭いたら完了だ(ゴムパーツには使用できない)。

まさに洗車後の濡れたクルマを拭き上げるだけの処理なので作業はいたって簡単&スピーディ。撥水処理をしているという意識はまったくないままにクルマの水滴を拭き上がれば処理が完了しているというスマートさがとにかく二重丸だ。

そして拭き上げの作業が終わったら使用済みのシートはそのままゴミ箱に捨てられるのもお手軽。洗車道具の後片付けや洗浄なども一切不要。これも「拭くだけレインドロップ」を使った処理の大きなメリットのひとつと言えるだろう。

「拭くだけレインドロップ」を使って拭き上げたクルマは撥水被膜を形成、ボディもガラスも確かな水ハジキ効果を発揮する。被膜の定着には一定の時間を必要とするが、自然乾燥に任せるだけなので特にその後の処理(拭き取りなど)は一切不要でそのまま完成となる。

最後にボディやガラス面の撥水状態をチェックしてみた。水を掛けてみるとしっかりと撥水しているのが確認できた。ガラス面もボディも水滴となってスルスルと流れ落ちる様が確認できる。

手軽な作業でここまでの撥水なら十分だと感じる仕上がり。これなら汚れの付着も最小限で済み、ボディをしっかりプロテクトしてくれると感じられる仕上がりだ。ちなみに耐久性はガラス面で1カ月、ボディは2カ月程度となっている。

洗車を手軽にスピーディに済ませたい、しかし撥水処理もこなしたいというお手軽作業かつ充実仕上げを望むユーザーにはぴったりの「拭くだけレインドロップ」。洗車後の拭き上げクロスの感覚でまずは気軽に導入してみると良いだろう。
簡単拭き上げで驚きの効果!『拭くだけレインドロップ』の詳細はこちら