1両貸切は“花のスイートルーム”…4月2日デビューの二代目『伊予灘ものがたり』

松山方が「陽華の章」となる『伊予灘ものがたり』のエクステリア。
  • 松山方が「陽華の章」となる『伊予灘ものがたり』のエクステリア。
  • 二代目『伊予灘ものがたり』の八幡浜方先頭車。茜色と黄金色をベースに伊予灘の夕景をモチーフにしたシンボルマークを配した。夕日に映えるように、JR四国の車両としては初めて全面がメタリック塗装となる。
  • 二代目『伊予灘ものがたり』のレイアウト。
  • 2人から利用できる定員8人のグリーン個室「Fiore Suite」がある3号車「陽華の章」。ソファが並ぶゴージャスな仕様で、個室とはいうもの、1両を貸し切る形となる。
  • 「Fiore Suite」のロゴ。Fiore はイタリア語で「花」を意味し、沿線に咲く花々に由来する「陽華の章」にちなんだ。Suiteは「スイートルーム」を意味し、「大切な人と、車両貸切の『スイートルーム』でかけがえのない時間を過ごしていただきたいとの想い」を込めたという。
  • 海側に展望シートと4人掛けボックスシート、山側に2人掛けシートが配された1号車「茜の章」のインテリア。開放的な和空間をイメージしている。定員27人。
  • 2号車「黄金の章」のインテリア。海側には1人掛け展望シートと2人掛けペアシートが、山側には2人掛けシートが並ぶ。定員23人。インテリアイメージは「茜の章」とともに現行車両を踏襲する。
  • 1号車の車内照明イメージ。各車両には「みかん」をモチーフにした電球型照明を備え、みかんがたわわに実った様子を演出。1・2号車の間接照明は夕日をイメージしたオレンジ色に切り替えることができる。

JR四国は2月18日、二代目『伊予灘ものがたり』のグリーン個室について、その愛称名を「Fiore Suite(フィオーレスイート)」に決定したと発表した。

同車は「レトロモダンな車内で大切な人と過ごす、上質な非日常空間」をコンセプトにキハ185系特急型気動車を改造した3両編成で、「愛媛県の食、景色、伝統工芸にこだわった、人々の温かさに触れることができる」列車として、予讃線で運行される。

車両は八幡浜方の1号車から順に「茜の章」「黄金の章」「陽華(はるか)の章」と名付けられるが、グリーン個室は3号車「陽華の章」に設けられ、2~8人での貸切が可能。

2人から利用できる定員8人のグリーン個室「Fiore Suite」がある3号車「陽華の章」。ソファが並ぶゴージャスな仕様で、個室とはいうもの、1両を貸し切る形となる。2人から利用できる定員8人のグリーン個室「Fiore Suite」がある3号車「陽華の章」。ソファが並ぶゴージャスな仕様で、個室とはいうもの、1両を貸し切る形となる。

運行開始は4月2日だが、それに先駆けて4月1日には松山運転所(愛媛県松山市)で新旧の『伊予灘ものがたり』を見ることができる特別展示会ツアーが開催される。

当日は松山駅集合で2回開催され、第一部は12時頃、第二部は14時15分頃に集合。それぞれ松山駅~松山運転所間は専用の臨時列車に乗車し、1時間程度見学できる。

各回150人を募集し、旅行代金は5000円(大人・子供同額)。申込みは2月21日10時からJR四国旅の予約センター、ワープ支店、駅ワーププラザまたはJR四国ツアーのウェブサイトで受け付ける。

このほか営業運行初日の4月2日に乗車できるデビュー記念乗車ツアーも開催されるが、こちらは2月25日10時からJR四国ツアーのウェブサイトで申込みを受け付ける。

4月1日に松山運転所で二代目『伊予灘ものがたり』と並ぶ初代『伊予灘ものがたり』。予讃線下灘駅。4月1日に松山運転所で二代目『伊予灘ものがたり』と並ぶ初代『伊予灘ものがたり』。予讃線下灘駅。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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