リマックグループ(Rimac Group)は1月18日、リマックテクノロジー社を独立した企業として、分社化すると発表した。これにより、リマックグループは、傘下にブガッティリマック社とリマックテクノロジー社を持つことになる。
リマックテクノロジー社では引き続き、高性能バッテリーシステム、電動ドライブユニット、電子システム、ユーザーインターフェース部品のエンジニアリング、開発、生産、供給における活動を拡大していく。
現在、リマックテクノロジー社は、欧州の主要自動車メーカーと協力して、ハイパーEVの『ネヴェーラ』の開発で培われたエンジニアリングのノウハウを応用しながら、さまざまな製品を手がけている。従来からのポルシェ、ヒュンダイ、キア、アウトモビリピニンファリーナ、ケーニグセグ、アストンマーティンなどとの協力に加えて、新たなパートナーと複数のプロジェクトを進めている。
リマックテクノロジー社は、2024年までに生産能力を増強し、電動パワートレインを含めて、年間数万規模の高性能システムを製造していく。
リマックグループのメイト・リマックCEOは、「ハイパーカーと部品ビジネスの市場は完全に異なるため、テクノロジー事業を分離することは自然なステップ。新しい組織構造により、新技術を他社に供給する前に、自社のハイパーカーでテストを行うなど、相乗効果を生かしながら、潜在能力を最大限に発揮できるようになる」と述べている。