メルセデスベンツのミドルクラスモデル『Eクラスセダン』次世代型の最新プロトタイプが、ウィンターテストを開始した。スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
現行型となる第5世代「W213」型は2016年に発売。期待が高まる中、いよいよ第6世代「W214」型に世代交代となる。
豪雪のフィンランド山中で捉えたプロトタイプは、フルカモフラージュながら市販モデルであることがわかる。フロントエンドにはスリーポインテッドスターを隠したお馴染みの大型グリルが確認できる。またその両サイドには、LEDデイタイムランニングライトが上部に光る生産型ヘッドライトが装備されている。
メルセデスベンツ Eクラス 次期型プロトタイプ(スクープ写真)側面では滑らかなフロントウィンドウ、上向きのベルトラインを見ることができるほか、トランクがゆるやかに下がっているシルエットが確認できる。また近年、ハイエンドカーの主流となりつつあるフラッシュドアハンドルではなく、従来のドアハンドルを備えていることにも注目だ。
後部では、ヘッドライト同様に生産型LEDテールライトの一部が見てとれるものの、エキゾーストパイプの形状は不明だ。
インテリアは、『Cクラス』と『Sクラス』新型の影響を大きく受けると予想され、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、縦型のインフォテインメントシステムを装備。後者のサイズは断定できないが、Cクラスでは9.5インチと11.9インチのディスプレイを搭載、Sクラスでは12.8インチが搭載されており、Eクラスでも同サイズとなる可能性がある。
パワートレインは、最高出力258ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン、および最高出力320ps、最大トルク520Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンの改良バージョンを搭載。プラグインハイブリッドも設定されるだろう。
Eクラス次世代型のワールドプレミアは、2023年内と予想される。