エンジンチューナー、HKSの世界…創業者が解説

HKS流エンジンチューニング法[増補二訂版]
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HKS流エンジンチューニング法[増補二訂版]
著者:長谷川浩之
発行:グランプリ出版
定価:2640円
ISBN978-4-87687-390-6

世界有数のエンジンチューニング会社、HKSの創業者である著者が、その技術と経験を披露する、不朽の書が刊行。

チューニング部品の開発やモータースポーツ活動などを展開するHKS(エッチ・ケー・エス)。本書では、様々なエンジン部品が最適にその役割を果たすようにして、性能向上を目指すチューニング法をHKSの創業者である著者が解説する。市販車のエンジンポテンシャルを引き上げ、さらに磨き上げるための技術と経験を豊富な図版と写真も含めて紹介。

バブル世代(だけではないが)のカーマニアにとって、HKSという名はターボチャージャーをはじめとしたチューニングメーカーの代名詞としてつとに知られている。もちろんターボだけでなくチューニング技術は天下一品。しかし、その名前は知っていてもどういう成り立ちでいまに至ったのかはあまり知られていないのではない。

本書を読むと同社の成り立ちから、チューニングの考え方や方法、そしてそのノウハウなどが惜しげもなく語られているほか、レースから得られた知見も記されていることも興味深い。

本書は1995年に初版を刊行した同書の内容の再確認を実施するとともに、2016年に2代目社長に就任した水口大輔氏の巻頭言を新たに加え、装丁を一新した増補二訂版である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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