これで野尻がトップに浮上したが、タイヤ交換のためのピットストップで福住に前に行かれ、さらには#20 平川亮(carenex TEAM IMPUL)にも先行された。2位に浮上した平川はトップとの差を詰め、残り2周で1秒以内の差に。トップ福住と2位平川はラスト2周、渾身のバトルを繰り広げたが順位は変わらず、福住が今季2勝目、そして鈴鹿初勝利を飾った。
9番手スタートから素晴らしい作戦とバトルをみせた平川が2位。チャンピオン野尻は5秒加算ペナルティを受けても順位は変わらず3位となった。以下#19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)、#15 大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)、#3 山下健太(KONDO RACING)と続いた。
5位の大津はこれで#39 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)、#37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)を下してルーキーオブザイヤーを獲得。TEAM MUGEN、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGと激しいタイトル争いを繰り広げたcarenex TEAM IMPULが2010年以来11年ぶりとなるチームチャンピオンに輝いた。